2003年3月
リハビリ中
今月の21日にパートナーのオフィスが移転になった。それ以前は、僕の住んでいる大学村の敷地内にあったので、部屋を出て一分のいわば夢のオフィスであった。移転先は都内の山手線内なので、お台場からは約一時間かかる。というわけで、彼女の出勤時間も一時間早まった。それ以前は僕がベッドから出るのは七時前後、パートナーは七時前後であった。現在、彼女がベッドから出るのは六時半過ぎ、僕に関していえば、五時から六時の間に起きるリズムが普通になった。それ以前は、お互いの起床時間にさほど差がなかったので、ほとんどの場合、朝食をパートナーが作ってくれるのを待っていた。しかし、今はだいぶ起床時間に差ができたので毎朝、サンドウィッチを自分で作って食べている。
また、彼女の帰宅時間も遅くなったので、彼女の帰宅を待っているとなかなか夕食にありつけないので、自分で作るようになった。実は、結婚して以来ほとんど料理を妻にしてもらっていたのだが、最近は自分で三食料理を作るようになった。料理を作る上で、いろいろなことを忘れていたのだけれど、今は思い出しつつある。朝食はサンドウィッチに固定してあるので、ほとんど考える必要がないが、他の二食は自分でバラエティーを出すための工夫がなんとかできるようになってきた。実際以前は、冷蔵庫を除いても何のアイデアも浮かばなかったのだが、だんだんアイデアがでるようになってきた。まだ、凝った料理をするにはリハビリが必要だが、料理をすることの抵抗感だけは確実に減ってきているように思う。食事の時間をパートナーに頼らず自分で調整できるので生活のリズムもよくなってきたように思う。まあ、それでも人に作ってもらう料理の方がいつも美味しいと感じるのだけれど。
Can't Find it
In the morning, I decided to go swimming in a pool at Ariake Sport Center. I, however, have forgotten where my swim suit is. So, I gave up the plan. As substitute for it, I jogged along the sea between "Fune no Kagakukan" and "Odaiba Kaihin Koen". Although it was week day, there were many people because of spring break. I had not jogged about for several months since I felt it had been too cold to jog outside. I had been in totally lack of exercise. When I was jogging, I felt that I was killing something not so good in my body. Anyway, I have to find my swim suit. Where is it in the world?
意志決定者と遂行者の乖離
イラクに対する武力攻撃が開始された。正確には昨日から。最強の軍事力を背にしても、前線にいるアメリカ兵は生物化学兵器の危機に怯えているはずである。
戦争開始の判断を下した人間が、前線に出向いて戦わねばならない、というような(かなり非現実的だけれど)国際ルールを作れば、戦争はかなり減るのではないだろうか。ブッシュだってブレアだって最前線で戦うのは怖いし、嫌なはずだ。戦争の意志決定をする指導者と、前線に出て戦う人々がまったく別だから戦争に対して指導者たちは簡単にゴーサインを出せるのではないだろうか。
ロシア語
先月、刊行予定の本の翻訳チェックの仕事を一つ終えた。これは、学部時代に割合まじめにやったドイツ語やフランス語と、留学中にちょっとだけ囓ったスペイン語の基礎が役に立った。
また、同じ出版社の人が次の仕事を検討してみないか、ということで原著と訳書を送ってきてくれた。ロシアのロマノフ王朝に関する本で、だいぶ僕の専門とは離れているが、原著は英語なのと、近いテーマを扱った本が複数あるようで、それを資料として読んでから取り組むことにして、仕事を受けることにした。今回の本は、前の本と比べるとページ数は三分の二くらいなのにもかかわらず報酬は前回と同じ額でいいと言ってくれたのでずいぶん条件はいい。また、前回の仕事で一応作業手順はできているし、コツもつかめているので、資料さえきちんとしたものを用意できれば、自分でも納得できる仕事ができるのではないか、と考えている。
ついでに、ちょっとロシア語の基礎の基礎くらい勉強しようと思っている。キリル語のアルファベットとその発音だけ勉強してみたが、これまで勉強したことのある言語とはずいぶんアルファベットの形もちがうし、面白い。中学時代、一緒に学校に通っていた同級生がロシア語熱に犯されていて、その時彼が使っていた「ズドラストビーチェ」とか「ハラッショー」というのをなんとなく覚えているくらいが僕のロシア語の知識である。ただ、今回も固有名詞を確認するために必要な部分を覚えるだけで、それ以上はやろうと思っていないのだけれど。まったく知らないよりはいいかな、という心持ちなのである。
パニック
夜九時くらいだろうか、同じ階に住むディパーニが血相を変えて、我が家を訪ねてきた。「子供が大変なので救急車を呼んで!子供が意識を失っているの!」ということなので、交流館の防災センターに電話して救急車を手配してもらった。ただ、ディパーニはパニック状態で話す英語もやたら早口になっていたので、うまくその説明が聞き取れなかったので、現場である四階のラウンジに直行した。すると、そこにいたのは多くは中央アジアと中東系の人々であった。二歳半だという女の子の周りに大人たちが集まっているという感じ。話を聞くと、昏睡状態に陥っているという。ともかく、救急車を呼んだのでソファに横にして待っているようにと説明する。
テロとの戦い?
アメリカという国は現代の地球や人類にとって、ひどく厄介な存在かもしれない。
今、米英を中心としたイラク攻撃が現実味を日に日に増してきている。アメリカの主張はこうだ。「イラクはテロ支援国家である、大量殺戮兵器や生物兵器も持っている。アルカイーダとのつながりもある。イラク・フセイン政権は文明社会にとって潜在的な脅威である。よってアメリカを中心とした圧倒的な軍事力により、根こそぎ取り去らねばならない」
こういった流れは、もちろん9・11の同時多発テロをきっかけにしている。我が家で話題になったのは、二〇〇〇年の大統領選でアル・ゴアが勝利していたら、まったく違う展開になっていたであろうということである。バタフライ型のマークシートを採用し、有権者にブッシュJr.が優位になるような形で混乱を起こしたフロリダでの灰色の選挙の結果、現大統領が決定した。あの時、私は留学中でアメリカに滞在中であったが、まあ、自分が国籍を持たない国のことなので多少憤りながらも、しかたない、という風に受け止めていた。しかし、今となってみれば、あの時点でゴアという選択肢であったらずいぶん世界情勢も変わっていたかもしれない。
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