2005年2月
地獄の黙示録

前からずっと見ようと思っていたが、なかなか見る機会に恵まれなかった映画『地獄の黙示録』を見た。舞台はベトナム戦争時。ベトナム奥地、カンボジアの奥で狂気に陥り、米軍の命令を聞かなくなった元大佐を連れて帰るのがマーティン・シーン扮する主人公の任務である。ある日本人学者は、この狂気の元大佐は現実にはマッカーサーで、その人物を奉っているジャングルの土民は日本国民のことだと主張している。確かに、軍人一家出身のエリートで、アメリカ上層部の命令を聞かなくなり、日本から撤退させられた経緯があるマッカーサーそっくりである。
戦争のむごたらしさ以上に戦争の馬鹿らしさを描き出しているし、アメリカ軍人の行動も皮肉の対象となっている。それにしても、DOORSの曲が挿入歌として、これほどぴったりくる映画はほかにはないだろう。
ブログのプライベート・モード
「FC2ブログ」は2月14日、閲覧時のパスワード制限を可能にしたプライベート機能を公開した。
プライベート機能とは、Blogの管理人が設定したパスワードを入力して初めてBlogが閲覧できる機能で、モバイル閲覧にも対応している。これを利用することで、家族や知り合いなど、プライベート用途でのBlog利用が可能となるという。
はてなダイアリーをのぞくと、movable typeなどをサーバー・インストール型だけでなくISPなどが提供するブログ・サービスにはプライベート・モードは実装されていなかった。これまで、仕事関係のことやプライベートなことをwebで公開するわけにはいかないので、非公開にしておきたい内容ははてなダイアリーを使ってメモ書きしていた。しかし、はてなダイアリーの古くからユーザーではないので、編集画面のインターフェースに馴染めず、それほど積極的に活用してこなかった。しかし、上で引用した情報を受けて、プライベート・モードのブログを開設した。
『まあだだよ』
第二次大戦中から物語は始まるが、戦時中の暗さがほとんどなく、戦争をむしろ笑い飛ばしているような描き方が印象に残った。
同じように戦時中にもあっけらかんとした人々の様子を描いている作品として、今江祥智の小説『坊ちゃん』を思い出した。
主人公の洋と同居していた叔父さんが飼い猫にふざけ半分で東条英機の名前を取って「東条はん」とつけていた。しかし、その猫が姿を見せなくなって「東条はん、東条はーん」と声にしながら探している途中で、その叔父さんは不謹慎だとして警察に捕まってしまう。
この『まあだだよ』でも、百閒の飼い猫のノラがいなくなってから同じようにひと騒動持ち上がる。ノラの失踪に憔悴しきった百間は『ノラや』という作品を残したそうだが、これは是非とも読んでみたい。