最近、PRつまり広報が気になっている。

かつては関心がなく、実は広報と広告のちがいさえ自分の中ではっきりしていなかった。
PRに関してはちょっとした思い出がある。
交換留学生としてアメリカの大学寮に住んでいたとき、同じ寮に住んでいて生活サイクルが似ているのか、カフェテリアでよく顔をあわせるアメリカ人男子学生がいた。
挨拶を何度か交わすうちに、時々食事を一緒にするとるようになった。彼の名前は、ジョシュアだった。確か本人がそう呼んでくれと言ったので僕は彼のことを「ジョシュ」と呼んでいた。
「何を専攻しているんだい?」と僕が尋ねると、
「Public Relationsだよ」とジョシュは答えた。
PRがPublic Relationsの略ということくらいは僕も知っていた。しかし、言葉だけの理解でPRや広報という概念に関する整理がきちんとできていなかった。
その時、たまたま頭をよぎったのは、ホワイトハウスの報道官がブリーフィングを行う光景だった。
「Public Relations専攻の学生は卒業したら、どんな道があるんだい? たとえば、君は自治体や大企業のスポークスマンのようなポジションに就くの?」僕は尋ねた。
「スポークスマンとは限らない」とジョシュは答えた。「広報というのはとても幅の広いフィールドなんだ......」
その後、広告代理店とPR会社の違いなどを中心にいろいろとジョシュは教えてくれた。
日本の文脈に置き換えると、広告代理店なら電通、博報堂といった名だたる企業がすぐに思い浮かぶ。しかしPR会社の名前は思い浮かばず、うまくイメージしにくいな、と思ったことを覚えている。
最近、日本でも広報の仕事に注目が集まるようになってきているように感じる。広報関連の本の刊行も増えている。
そうした本を読んでいく中で、広報のフィールドは幅広いだけでなく奥深く、組織や企業さらには社会においても重要なものだということを強く認識するようになった。
しばらく集中的に学んでみようかと考えている。


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