はじめに
今回は、レゾナント・コミュニケーションの視点から企業ブランディングについて考えてみたいと思います。

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企業ブランディングにおいて重要だけれど忘れられがちなポイント、それはストーリー、つまり物語です。
ご存じの通り、企業ブランディングとは、企業イメージを改善・強化することによって自社を「ブランド」化し、他社と差別化をはかり、取引や売り上げを伸ばそうというアプローチです。
誤解だらけの企業ブランディング
ブランディングというと、デザインで表面的な企業イメージをテコ入れすることだと考えている人、けっこう多いと思います。

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そうした人は、企業ロゴを刷新したり、自社ホームページを立派なものにリニューアルすることこそブランディングだと考えているようです。
「ブランド」という概念がまだ珍しく、ブランドを確立しているというだけでインパクトを持っていた時代であれば、そうした考え方は通用しました。
しかし、企業ロゴはあふれているし、見栄えのいいホームページもあふれています。すでにブランド化に成功している企業も山ほどあります。
したがって、現代の企業ブランディングに必要なことは、表面的なイメージの向上にとどまらないはずです。
企業ブランディングの鍵も「共感」にある
さまざまなコミュニケーション場面において、「共感」を発見・発掘することに力を入れるのがレゾナント・コミュニケーションです。
その視点から企業ブランディングをとらえなおしてみると、そうした表面的なイメージ向上にとどまらない、今日あるべき企業ブランディングのあり方が見えてきます。
現代の企業ブランディングに必要なのは、より企業の本質に向きあい、その企業の理念やこれまで大切にしてきたものを人々や社会に向けてにわかりやすい形で発信していくことであるはずです。
そして、単に発信するだけでなく、関心や興味を持ってもらい、さらに「共感」してもらえるような努力していくことが大切です。
ブランディングに不可欠な3要素
ブランディングを考える上で大きく三つのポイントがあります。
第一にフィロソフィー、つまり理念
第二にヒストリー、つまり歴史
第三にストーリー、つまり物語
BtoBなら取引先、BtoCなら顧客に、この三つのポイントをわかりやすく効果的に伝えることが現代ブランディングの鍵だと言えます。
たとえば、さまざまな企業ホームページを閲覧していると気づくことがあります。
会社のビジョンやミッションといった「フィロソフィー」、会社の沿革を示した「ヒストリー」はほとんどの企業が掲載しています。
しかし、取引先や顧客の心をつかむための「ストーリー」がない。
レゾナント・コミュニケーションの見地からすると、三つの要素の中でこのストーリーこそ一番重視すべきものです。

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第三者の心をつかみ、共感を生みだしうるもの、それがストーリーだからです。
「共感」がもたらす「愛着」、「親しみ」、「信頼」そうしたものを醸成できれば、取引先や顧客から選ばれることにつながり、企業にとって大きな資産となるはずです。
おわりに
とはいえ、小説家やシナリオライターが書くような複雑なストーリーは必要ないのです。
企業の個性や、思いを伝えるエピソード、お客様の喜びや感謝の声といった内容でいいのです。
あなたの所属している会社や組織のウェブサイトは、共感につながるストーリーを提供しているでしょうか。一度、チェックしてみてください。


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