004読書と出版の最近のブログ記事
2008年3月15日 発行の江古田文学 67号。特集「名無しの才能」の中で「ウェブに集うソーシャル・アニマル」という論考を書きました。
連載第四回を迎えた【文化考現論】では、「メディア空間におけるソーシャル・キャピタル」というタイトルでメディア空間に関する自身の問題意識を整理しました。
講談社 (2007/01/31)
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自己悶着
市場経済という文脈の外で考えるのが良いのかな。。。
興味深い仮説
消費主義的なイデオロギーが社会に広く浸透しただけでなく、子供の成長過程にも早くから入り込んでいる。
そこを出発点にして、現代社会の若者に見られる二つの逃走、「学びからの逃走」「労働からの逃走」を大胆かつ説得力を持って分析している。
かつては、家庭内の一員として家事の一端を担って幼いうちから自らを生活主体もしくは労働主体として位置づけることが一般的だった。しかしながら家庭内労働が消滅したことで、店でお金を払って商品やサービスを受け取る消費者として主体を確立するケースの方が一般的となった。
パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』を読んだ。メディア・リテラシーの批判は減点法だが、つっこみ力は批判するだけでなく「わかりやすさ」や「おもしろさ」といった他者に共感可能な付加価値をつくるというのがなかなか独創的な指摘だ。
筑摩書房 (2007/02/06)
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投稿論文の学術誌受理を目指している、あなたにも
つっこみ力は、愛と勇気とお笑いの三つの柱で構成されている
納得。著者名パオロ・マッツァリーノから、筆者を不覚にもイタリア人かと一瞬思ってしまった。しかしながら、文章を読み進めていくと生粋の日本人でしかかけない内容だ。さらにプロフィールのいい加減さから日本人がイタリア人名で遊んでいるのだと確信する。
ペンネームもこのくらい思い切ったものだと、意外性があって楽しめるかもしれない。自分でも、謎の外国人みたいなペンネームで本を出してみるのは面白いかもな、などと思う。その時の名前は……秘密にしておこう。
日本経済評論社 (2007/01)
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大学院の後輩で、僕が所属する芸術メディア研究会のメンバーである柴岡信一郎氏(芸術博士)が博士論文を土台にした著書を出版しました。写真資料をふんだんに用いて多角的に対外宣伝のありかたについて分析がなされて興味深い内容となっています。
文藝春秋 (2006/04)
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googleという灯台がwebの海で光を照らす
確かにグーグルのことを中心に書いていたが
既存システムの凄まじい破壊と再構築また、googleが今後のインターネットだけでなく、あらゆるネットワーク環境において大きな影響力を現在発揮していて、それがさらに強まることと、その功罪、つまり光と影についてバランスよく説明されている。
googleは、圧倒的なデータベースの充実により、政府や国際機関を凌駕するような巨大な権力を持つ存在になりつつある。
筆者は終盤で、デイヴィッド・ライアン教授による監視社会モデルの変遷を紹介している。
ビッグブラザー・モデル(イギリスの社会小説家ジョージ・オーウェルが『1984』の中で示したような国家による監視・統制社会モデル)
↓
パノプティコン・モデル(フランスの哲学者ミシェル・フーコーによって提示されたシステムによる自発的服従作用モデル。パノプティコンはジェレミー・ベンサムが考案した監視塔を中心に囚人棟を配置し、いわゆる一望監視を可能にした刑務所施設の名称)
三修社 (2006/07)
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勤務先の上司の山下聖美さんが『ニチゲー力(にちげーりょく)』を出版した。
僕も卒業し、現在の勤務先でもある日本大学芸術学部。
いわゆる「日芸」が芸能人・クリエイター・ジャーナリストそして芸術家を多数輩出していることはよく知られているし、メディアでもささやかれている。
しかしながら、真っ正面からその内実に迫り、一冊の本にしたのは本書が初めてのはず。
ローレンス・レッシグ 著 『FREE CULTURE』(翔泳社、2004年)読了。『FREE CULTURE』はレッシグの『CODE』 、 『コモンズ』に続く三作目の邦訳本。 拡大する著作権の範囲と延長されるその期間が、文化やアイデアの発展や伝播の足枷となりうるのかを具体的に論じている。
ブログを閲覧したり、自分のブログを更新している人ならば、クリエイティブ・コモンズのバナーやライセンス表示を目にしたことがあるだろう。
僕自身もその存在は知っていたが、これまでもクリエイティブ・コモンズのライセンスを自分のブログ上で表示したり非表示にしたりと実に気まぐれなつきあい方をしてきた。それは、このライセンスの背景や具体的な意義がわからなかったからだ。ただ、ずっと気にはなっていた。そして、とうとうこの本を手に取ったわけだ。
ひょんなことからワインの世界にのめり込み、ワイン教室を主催、フレンチ・レストランを経営しただけでは飽きたらず、フランス現地でワイン作りをはじめてしまった筆者の奮闘記。
自然派ワインが流行の兆しを見せているが、自然派ワイン農家の人々の苦労やこだわりは消費者である私たちにはなかなか見えにくい。本書では筆者、新井順子さんがフランス現地のブドウ畑を買い取るところから、苦労してブドウからワインを生み出していく過程が実にいきいきと描かれている。ワインに関しては素人の人間でも思わず先を急いで読んでしまうような楽しい語りくちになっているだけでなく、ワイン醸造の過程やワインの味を生み出す上での工夫なども惜しげもなく語られている。楽しみながらワイン周辺の生きた知識を手に入れる事が出来る一冊だ。
ワイン作りの世界は、僕が想像していたよりもかなり奥深いようだ。







